ジョジョと音楽の奇妙な関係 Part 2

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ジョジョと音楽の奇妙な関係ジョジョの奇妙な冒険』では、数々のアーティスト名や曲名がキャラクター名などとして随所に使われています。 ここでは、それらに使われたアーティスト、曲等を、 『ジョジョを通して洋楽にもっと親しもう』というテーマのもとに、 独断と偏見に満ちた解説をおりまぜながら紹介したいとます。

●スモーキー・ブラウン(スモーキーロビンソン/Smokey Robinson)

プロデューサー、シンガー・ソングライター、そしてモータウンの副社長と様々な顔を持つ彼がデビューしたのは、’58年The Miracles(ミラクルズ)というグループにおいてでした。ビートルズもカバーした『You Really Got A Hold On Me』を始め、数多くの名曲を残しています。モータウンと言えばシュープリームステンプテーションズスティーヴィー・ワンダー等数々のアーティストが思い浮かぶと思いますが、モータウンにおける貢献度においてスモーキーを凌ぐアーティストは存在しません。ただ他のグループに対して決定的に足りなかった物が1つだけ有りました。それは以外にも、ただの1曲も全米No.1ソングを持ってなかったということです。(意外だと思いませんか?)その最後の願いは70年12月12日に『The Tears Of A Clown(邦題:涙のクラウン)』という曲でとうとう叶います。ソロとしては『Being With You』で記録した、81年5月23日から6月6日までの3週連続2位が最高。(ちなみにその時の1位はキム・カーンズの『Bette Davis Eyes(邦題:ベティ・デイビスの瞳)』でした。

●サンタナ(Santana/サンタナ)

’66年サンフランシスコでカルロス・サンタナを中心に結成されたラテン・ロック・バンド。代表曲としては’71年1月9日から2週連続4位を記録した『Black Masic Woman』があります。オリジナルはFleetwood Macの作品です。(『English Rose』収録)。サンタナのほうは70年発表の『Abraxas(邦題:天の守護神)』に納められています。コンセプト物としては72年発表の5枚目のアルバム『Cravanserai(キャラバン・サライ)』が良いのではないでしょうか。宇宙をテーマにしたコンセプト・アルバムで壮大な雰囲気のギターに注目の1枚で、初期のサンタナの隠れた名盤です。僕個人としては’00年発表の『Super Natural』がお薦め。ちなみにRob ThomasMatchbox20のヴォーカル、個人的にすごくお薦めです!)が参加している『スムース』という曲は日本では野口五郎さんにより『愛がメラメラ』という凄まじいタイトルで紹介されました。(苦笑)

●ドノヴァン(Donovan/ドノヴァン)

’64年デビューのフォーク・シンガー。非常に数多くの名曲がひしめき合っている’66年に『Sunshine Superman』のヒットを飛ばしています。同名のアルバムはシタールタブラが導入されているおかげで当時の空気を感じることのできる好盤です。(決して古くさいという訳ではないです。)サイケデリックフラワー・ロックの好きな方は是非。

●ワムウ(Wham!/ワム!)

’82年デビューのイギリス出身のジョージ・マイケル(v),アンドリュー・リッジリー(g)の2人からなる、ポップ・デュオ。80年代にアメリカで起きたブリティッシュ・インヴェンション・ムーヴメントの決定打になりました。音楽としては’70年代のポップの不振を取り返す為に60年代テイストに固執したとも取れる1st『Fantastic』から、86年の解散に至るまで一貫して本当にイギリス人なのと疑いたくなるような極上のアメリカン・ポップを届けてくれています。お薦めは、『Wake Me Up Before You Go Go(邦題:ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ)』や、『Freedom』収録の2ndアルバム『Make It Big』です。当時好きだった女の子からこのアルバムをダビングしてもらって毎日のように電話でワム!の話をした事を思い出します。あの幸せだった日々よもう一度・・・。ワム!のオリジナル・アルバムは3枚しかないので、この際全て聴いてみてはいかがでしょうか?(3rdは『Music From The Edge Of Heaven(邦題:エッジ・オヴ・ヘヴン)』)今でもサウンド作りのお手本としてよく聴いてます。お気に入りは『Everythung She Wants(邦題:恋のかけひき)』(『Make It Big』収録)です。代表曲はやっぱり『Last Christmas』ということになるんでしょうか。そういえば昔、西城秀樹さんが『Careless Whisper』歌ってましたね。余力のある人はジョージ・マイケルのソロもいいですよ。

●エシディシ(AC/DC/エーシー・ディーシー)

’73年オーストラリアのシドニーで結成された世界中にセンセーションを巻き起こしたハードロック/ヘビー・メタル系の草分け的存在のバンドです。重く、激しく、パワフルな彼らの演奏は多くのフォロワーを生み出しました。お気に入りは、ボン・スコット時代の物では、『Highway To Hell(邦題:地獄のハイウェイ)』、ブライアン・ジョンソン時代では『For Those About To Rock (邦題:悪魔の招待状)』になります。今年(2001年)久しぶりに日本に来ましたね。CDが一気にリマスターされたのにはビックリしました。ベスト盤出ると思って期待してたのは僕だけでしょうか。

●カーズ(Cars/カーズ)

’76年ボストン出身のニューウェイヴ系ポップ・ロック・バンド。メンバーはリック・オケイセック(v,g)、エリオット・イーストン(g)、グレック・ホークス(k)、ベンジャミン・オール(b)、デヴィット・ロビンソン(d)の5人組です。こちらはワム!とは正反対に本当にアメリカ人なのと疑いたくなるようなブリティッシュ・ポップ感覚のサウンドが特徴です。代表作は『You Might Think』(プロモが実に痛快でした。最高位は84年4月28日から3週間7位を記録しています。)、『Drive』(同年9月29日から3週間3位を記録。)です。お薦めのアルバムはやはり、その2曲を含む『Heartbeat City』ですね。さながらベスト盤を思い起こさせるような聴きやすい1枚です。

●リサリサ(Lisa Lisa And Cult Jam/リサ・リサ&カルト・ジャム)

リサ・ヴェレスを中心にした男女混合のポップ・トリオ。’87年に立て続けにbPヒットをとばし大ブレークしました。(『Head To Toe』,『Lost In Emotion』共に『Spanish fly』収録。)特に『Lost In Emotion』は今でもよくテレビなどで使われているので耳にしたことがある人は多いと思います。まさに80年代ポップのお手本というサウンドは初めて聴くという人にとってもきっと懐かしさを感じずにはいられないと思います。昨今のラテンブームの中でGloria Estefan(元Miami Sound Machine)までとはいかないまでも、もっと売れてもいいのになと思う今日この頃です。ま、格が違うと言えばそれまでですが・・・。

●ロギンズ、メッシーナ(Loggins And Messina/ロギンス&メッシーナ)

もともとエンジニア、プロデューサーとして活動していたジム・メッシーナケニー・ロギンスのアルバムをプロデュースしたことをきっかけにこのデュオがスタートしました。(ジム・メッシーナ元ポコのメンバーでした。)お薦めは3rd『Full Sail』です。(ヒット曲『My Music』が聴けるアルバムです。)余談ですが『フット・ルース』のサントラも2曲ほどケニー・ロギンスが曲を提供しています。そちらも面白いですよ。

●スージーQ(Suzi Quatro/スージー・クアトロ)

サディスティク・ロックの女王というあまりありがたくないキャッチ・フレーズで日本に紹介されていた’72年デビューの人気女性ロック・シンガーです。代表曲に『Can The Can』、『Wild One』などがあります。これまた余談ですが実はスージーQと聞くと僕はどちらかというと、『Creedence Clearwater Revival』(代表曲:『Have You Ever Seen The Rain 邦題:雨を見たかい』)の『Suzi Q』(同名アルバムに収録)という曲の方をどうしても思い浮かべてしまいます。当時としてはかなり長尺の8分超の大作です。

●鋼線の(ワイヤード)ベック(Jeff Beck/ジェフ・ベック)

言わずと知れたギタリスト。65年にEric Claptonの後任としてYardbirdsに加入すると、同バンドをその独特のギターでチャートの常連へと押し上げました。その後Jeff Beck Group,Beck,Bogerd&Appiceなどのキャリアを経て、75年『Blow By Blow』において新しいギター・インストの方向性を打ち出しました。とにかく彼の活動は多岐に渡っているため、解説も混乱しがちなのですが、一応お気に入りはというと、そう冒頭の『Wired』です。『Blow By Blow』の後に出たアルバムですが、両方ともあのジョージ・マーティン(ビートルズのプロデューサーとして有名ですよね。)がプロデュースしています。その他、『Jeff Beck Group』『Beck,Bogerd&Appice』(共にアルバム名)も押さえておきたい所です。

●エイジャの赤石(Aja/エイジャ)

Donald Fagen(ドナルド・フェイゲン)、Walter Becker(ウォルター・ベッカー)の2人になった『Steely Dan』2枚目のアルバムです。通算では6枚目になります。他のアルバムもそうですが、このアルバムは特に、ノスタルジックな部分とモダンな部分のバランスが絶妙な1枚です。どの曲もどんな風にでも展開出来そうな可能性を匂わせるアレンジが施してある所がこの『Aja』の凄いところです。タイトル曲では僕の大好きなウェイン・ショーターのソロも聴けるし、なによりスティーブ・ガットのドラムのカッコよいこと!!!ジャズ、ロック、カントリー、R&Bなど次々に変わるサウンドをお楽しみ下さい。

●エア・サプレーナ島(Air Supply/エア・サプライ)

’76年デビューのオーストラリアのメルボルン出身のポップ・グループ。デュオのイメージが強いんですけど元々は5人組のグループです。爽やかな歌声と清涼感溢れるサウンドが持ち味になっています。’80年のヒット曲『Lost In Love』から立て続けに7曲のトップ5ヒットを飛ばしたのは圧巻でした。日本での人気が高いのも特徴です。

●スレッジ・ハンマー(Sledgehammer/スレッジハンマー)

とんねるずの『食わず嫌い王決定戦』の効果音でもおなじみの’86年7月26日に全米1位に輝いたPeter Gabrielの曲、それが『Sledgehammer』です。トニー・レヴィンがベースの代わりにチャップマン・スティック(10本弦のタッピングで演奏する楽器、キング・クリムゾンでおなじみ。)を使ってるせいかサウンドの新鮮さは10年以上経った今でも全く色あせていません。(ちなみにこの86年という年はサウンドが突然変化したような印象があるんですけど、興味がある方はちょっと調べてみると面白いかも知れません。)Peter Gabrielジェネシスのオリジナル・メンバーでしたが、75年に脱退、その後ソロに転向して今に至っています。やはり、お薦めは『Sledgehammer』を収録したアルバム『SO』です。Kate Bush参加の『Don’t Give Up』など洗練されたナンバーがずらりと並んでいます。決して後悔させない1枚です。

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