ジョジョと音楽の奇妙な関係 Part 7

トップページ音楽ジョジョと音楽の奇妙な関係>スティール・モール・ラン

スティール・モール・ランスティール・ボール・ラン』では、数々のアーティスト名や曲名がキャラクター名などとして随所に使われています。 ここでは、それらに使われたアーティスト、曲等を、 『スティール・ボール・ランを通して洋楽にもっと親しもう』というテーマのもとに、 独断と偏見に満ちた解説をおりまぜながら紹介したいとます。

●サンドマン
(Enter Sandman/エンター・サンドマン)

HR/HM界の最高峰メタリカが1991年に発表した傑作アルバム「Metallica」の冒頭を飾る曲で、まず先行シングルとして発売されました。サンドマンは眠りを擬人化した言葉で他にダストマンとも言います。どちらもマザー・グースに出てくる言葉で、砂や埃を目に振りまいて人を眠らせると言われています。この曲に限らず海外のアーティストの曲にはマザー・グースの引用とか、パロディーと言うのが多くてそのまま訳すと意味が分かりにくかったりします。逆にこの辺りを押さえると洋楽の歌詞も楽しめたりもします。余力のある方は是非1度読んでみるのも面白いかも知れません。ちなみにメタリカは1983年にサンフランシスコでデビューした、スラッシュ・メタル・バンドです。彼らはマンネリ化したへヴィ・メタルの世界に風穴を開けただけではなく、新しいへヴィ・メタルの提示、そして同ジャンルを完成させてしまったという、驚異的な存在なんです。メタリカさえ聴けば他のへヴィ・メタルは聴かなくても良いと言うほどの完成度、曲のバランスの良さはへヴィ・メタル界の王者と呼んで差し支えないのではないでしょうか。お薦めは「エンター・サンドマン」が収録されている、1991年の5枚目『Metallica』。それまでへヴィ・メタルのアルバムを1枚も持ってなかったような人にまでアルバムを購入させてしまったという世界的大ヒット作です。

●スティーブン・スティール
(Stepen Stills/スティーヴン・スティルス)

60年代〜70年代のアメリカの音楽を語る上で最も重要なアーティストの1人です。伝説のバンド、バッファロー・スプリングフィールドの主要メンバーであり、またクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(以下CSN&Y)でも中心的な存在でした。スティーヴン・スティルスは1945年の1月3日テキサス州のダラスに生まれます。その後アメリカ各地を転々として1964年にリッチー・フューレイと出会い音楽の仕事をスタートさせます。その後、コンサートで共演したスクワイアーズというバンドを率いていたニール・ヤングと出会い、コレがバッファロー・スプリングフィールドの結成のきっかけになりました。バッファロー・スプリングフィールドは2年間で3枚のアルバム(いずれも名盤です♪)を発表して解散してしまいます。そしてその後、バーズのデヴィッド・クロスビーとホリーズのブレアム・ナッシュにバッファロー・スプリングフィールドのニール・ヤングを加えた4人でCSN&Yをロサンゼルスで結成(実際はヤング抜きのCSNの活動暦の方が長いですけど・・・。)します。このCSN&Yが凄いんです。3つのビッグなグループから個性的なメンバーが集い、クオリティーの高い楽曲を次々に生み出していったんですから!特にカントリー嗜好の人にはお勧めです♪CSN&Yのお勧めと言えばなんと言っても1970年発表の2nd『Deja Vu』ですけど、作曲家としての彼の姿を正確に捉えるのにはちょっと、不向きです。もちろん、西海岸ロックの基本形がここで初めて完成したアルバムなので是非聴いて損はありません。いや、聴くべきなんですけど、ソングライター、スティーヴン・スティルスを深く知りたいのなら同じ年に発表された彼のソロ・アルバム『Stephen Stills』の方がお勧めです♪ゴスペル風あり、ビック・バンド・ロックあり、ブルースありとCSN&Yで手を出せなかった音が網羅されています。

●スピードワゴン石油会社
(REO Speedwagon/REOスピードワゴン)

ケビン・クローニン(vo,g)、ゲイリー・リチラース(g)、ブルース・ホール(b)、ニール・ドーティー(key)、アラン・グラッツァー(ds)の5人からなる、’71年デビューのアメリカ中西部出身のロック・バンド。ヴォーカルのケビン・クローニンの甘い歌声と美しく力強いメロディーが特徴。(ホントにメロディーがいいんです!!)でもどういう訳か年間300回ものステージをこなしながらもヒット曲に恵まれなかった、文字どおり"苦労人"(スイマセン・・・・。)だった彼らが突如、81年にシングル、アルバム共にNo.1を記録。アメリカを代表するバンドになりました。60年代の邦題に「悲しきシリーズ」ってのがあるんですけど、(悲しき雨音悲しき街角等)。同じ様に実は、REOスピードワゴンにも「涙のシリーズ」があります。(涙のルーズ・ユー、涙のドリーム等)そしてやっぱり一番のお気に入りは’85年3月9日から3週連続No.1に輝いた『Can’t Fight This Feeling(邦題:涙のフィーリング)』。まるで映画のエンディングテーマを彷彿させるような、80年代のテイスト満載の名曲です。アルバム『Wheel Are Turnin’』収録。今は、こういうサウンドにもあまり耳にしなくなりましたが、ポップン・ロール(古い?)指向の人には、是非お薦めのバンドです。

●マウンテン・ティム
(Tim Hardin/ティム・ハーディン)

今回、SBRではどちらかというと古いアメリカのアーティスト名が多く使われています。ティムという名の付くアーティストはそれこそたくさん居て迷ったんですけどあんまり他で触れられる事のないティム・ハーディン(1941年11月23日オレゴン州出身)を紹介しますね♪(そういう趣旨ですし(笑))60年代の洋楽に興味があったり、自分で曲を作る人なら知ってると思うんですけどティム・ハーディンは60年代を代表するシンガー・ソングライターでした。と言っても実は彼自身はヒットらしいヒットはないんです(笑)ボビー・ダーリンがヒットさせた「If I Were A Carpenter」をはじめ様々なアーティストが彼の曲を取り上げています。それで有名になったアーティストです。ちなみに何人か挙げてみるとロッド・スチュワートジョニー・キャシュフランク・シナトラジョーン・バエズボブ・シーガーレオン・ラッセルドリーム・アカデミーイアン・マシューズ・・・などなど枚挙にいとまが無いほどです。それは彼の作る曲が実にロマンチックで他のアーティストが取り上げやすい曲が多かったからなんでしょうね♪ティム・ハーディン本人の音楽は実に先進的な部分があってフォークシンガーの中でいち早くエレキ・ギターを導入したり、1968年にはジャズ/フュージョン系の人々をバックに使ったり(例えばウエザー・リポートジョー・ザビヌルなど!)とその発想が早すぎて成功しなかったと言う悲しい人でもあります。悲しいと言えば彼が死んだのが1980年12月29日。このとき音楽界の話題はジョン・レノンの死で持ちきりでした(爆)(ちなみにジョンが死んだのが1980年の12月8日です。)そんな悲しい人生をたどったティム・ハーディンですけど、曲は本当にロマンチックです。お勧めは1969年発売の「Suite For Susan Moore And Damion-We Are-One 邦題:スーザン・ムーアとダミオンの為の組曲」です。愛する妻と息子に捧げられたラヴソング集です。この機会に是非ティム・ハーディンの名前を記憶に残してみてはいかがでしょうか?

●ウルムド・アヴドゥル
(Paula Abdul/ポーラ・アブドゥル)

ジャネットの振り付けをしていたことでも知られている88年デビューの文字どおり、歌って踊れるアーティストでした。(しかも超美人!!)89年から91年の3年間に6曲ものNo.1ヒットを飛ばすという実績ももっています。お薦めは、生き生きとした彼女のキュートな魅力が伝わってくるダンス・チューン、『Forever Your Girl』です。(89年5月20日1位獲得)この曲は『Stand By Me』を手がけた事で知られる、『ジェリー・レイバー』の息子である『オリヴァー・レイバー』が作曲とプロデュースしたことでも有名な曲です。

●ディオ
(DIO/ディオ)

1982年11月アメリカで結成されたヘビー・メタルファンにはおなじみのバンド。 音楽的には様式美(アルバムジャケットも同様)を大切にした、割と今では珍しくなった、 王道路線のメタルサウンドを聴かせてくれます。 DIOというバンドを聴いたことない人でも、 ヴォーカリストロニー・ジェイムス・ディオの声を聴いたことのないロックファンは少ないのではないでしょうか。経歴はというと’61年にRONNIE DIO & THE PROPHETSというバンドで活動を開始した彼は(なんとこの時はベースも兼任!!)のちにRAINBOWの母体となるELFを結成します。そこからの彼の勢いは凄まじいものがあってまさに破竹の勢い。3年間、RAINBOWの創生期を支えた彼は、次にBLACK SABBATHに参加。前任のヴォーカリストは言わずと知れたオジー・オズボーン。そしてやっぱり3年後、今度はRAINBOWBLACK SABBATHから1人ずつメンバーを誘ってDIOの結成に至った訳です。お気に入りはやっぱり1st『HOLY DIVER』かな。ちなみに2nd収録の『EVIL EYES』を聴くと個人的にはどうしても『ドラゴンボール』を思い出してしまいます。

●ジャイロ・ツェペリ
(Led Zeppelin/レッド・ツェッペリン)

このバンドほど多くのバンドにコピーされたバンドもないんでしょうか。かくいう僕もそのひとりなんですけど。とにかく音楽的にも、テクニック的にもこれだけ非常にバラエティーに富んでいるバンドは他に類を見ないですよね。様々なジャンルのバンドが彼らの曲をとりあげてますもんね。’68年にデビューした彼らも意外なことに最初から今のような評価を必ずしもされていたわけではありませんでした。しかしその評価を徐々にですが翻す原動力になった『ZeppelinU』が僕のお気に入りです(賛否有るでしょうけど。)後の作品にくらべて勢い一発と言う感じは否めませんが、またそれがたまらなくよかったりもするんです。お気に入りは『The Lemon Song』。聴くよりも演奏する方が何倍も楽しい曲です。まだの方は、是非、一度。(特にベーシスト!!)あと『PRESENCE』は必聴盤!!『Achilles Last Stand(邦題:アキレス最後の戦い)』ロック史上の最高傑作ではないでしょうか。そのほか代表曲としては『Stairway To Heaven(邦題:天国への階段)』があります。

●ポコロコ
(Poco/ポコ)

伝説のバンド『Buffalo Springfield』から派生したアメリカ西海岸出身の4人組のロックバンド。イーグルスのランディー・マイズナーやティモシー・B・シュミットがいたり、ジム・メッシーナがいたバンドとして知られています。日本では彼ら自体で語られることはあまり無いような気がしますが、コーラスワークの素晴らしいといい、ポップなサウンドといい聴いて損のないバンドです。75年に発表された彼らの9枚目のアルバム『Head Over Heels』で伝統的ポコ・サウンドである正統派西海岸ロックを楽しむ事が出来ます。89年にオリジナル・メンバーで復活を果たしました。代表作はヒット曲「Crazy Love」を含むアルバム『Legend 邦題:伝説』(78年発表)です。

●ジョニィ(ジョーキッド)・ジョースター
(JOJO/ジョジョ)

ジョーキッドと来たら「ジョニー・B・グッド」と思いきや、その名もズバリJOJOという曲の紹介です♪JOJOボズ・スキャッグスの1980年のアルバム『ミドルマン』に収められた1曲でAORの代表とも言えるナンバーです。(ちなみに『ミドルマン』は最高位8位、1980年の年間チャートでは37位を記録しています。)AORの代名詞とも言えるボズ・スキャッグスは1944年にアメリカのオハイオ州で生まれました。意外なことにデビューは1966年に友人のバンド、スティーブ・ミラー・ブルース・バンドにギタリストとして参加、ブルースやR&Bといった音楽をを演奏していました。そして1969年にアルバム『ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン』でソロ・デビューを飾り、1974年のアルバム『スロー・ダンサー』がヒット、1976年には大ヒットアルバム『シルク・ディグリーズ』で一躍その座を確固たるモノにしました。この『シルク・ディグリーズ』のバックを務めたバンドが後のTOTOとしてデビューしたというのは有名な話です。ちなみにAORは日本では大人向けのロックという様なニュアンスで使われていますけど、海外ではアルバムに力を入れているアーティストの事を指します。ちなみに海外では日本で言うAORは通常、アダルト・コンテンポラリーと呼ばれています。(最近ではAAAという呼び方も出てきましたよね。)僕的にはAORと言うと、TOTOやボズ・スキャッグスの様な雰囲気のする音楽という解釈になってしまいます(笑)ボズ・スキャッグスのお勧め盤はやっぱり『シルク・ディグリーズ』です。単なるお洒落な都会的なサウンドに終わっていないのはきっと彼の中に流れる南部の音楽がそうさせるのでしょう、「We're All Alone 邦題:二人だけ」は永遠の名曲です♪

●シルバー・バレット
(Bob Seger&The Silver Bullet Band/ボブ・シーガー&ザ・シルバー・バレット・バンド)

デトロイト・ロックを語る上で決して外す事が出来ないアーティストがボブ・シーガー(1945年5月6日ミシガン州生まれ)です。実に華々しい経歴を持つと思われるボブ・シーガーですけど、デビュー当時は意外なほどの苦労人でした。デビュー作『ランブリン・ギャンブリン・マン』(1969年)は最高62位とそこそこの結果でしたがそれ以降に出すアルバムはどれも成果を挙げられず、一時期音楽界から姿を消してしまいます。マウンテン・ティムのところでティム・ハーディンを取り上げたのには訳があって、実はティム・ハーディンはこのボブ・シーガーに曲をカバーされていたんです。ボブ・シーガーが音楽界に復帰した1972年にリリースされたカバー・アルバム『スモーキン・オーピーズ』の中でティム・ハーディン「If I Were A Carpenter」、スティーヴン・スティルスの「愛への賛歌」を取り上げた事で彼は初めてファンの注目を浴びました。こういう繋がりをどうしても書きたくてティム・ハーディンの紹介になったんです(笑)ところでこの『スモーキン・オーピーズ』、ヒットこそはしなかったもののその後の彼の活動の足がかりになった作品になります。メジャー・レーベルから目をつけられた彼は着々と経験を積み1975年にシルバー・バレット・バンドを結成、キャピトル・レコードから傑作『美しき旅立ち』をリリースします。この『美しき旅立ち』、チャート最高位は133位!それにもかかわらず、100万枚以上を売り上げるという成功をおさめました。僕らのよく知ってるボブ・シーガーブルース・スプリングスティーンと並ぶ80年代を代表するロックン・ローラー。人々の声を代弁する強さを持つ人生の開拓者の姿が印象に残っています。「Aginst The Wind(邦題:奔馬のごとく)」や「Shame On The Moon(邦題:月に吠える)」などの大ヒットを10曲以上も持ち、常に栄光と期待の中に身を置いていました。しかし、1987年の映画『ビバリーヒルズ・コップ2』のサウンド・トラックからヒットした「Shake Down」が初のシングル1位を獲得したところをピークにその勢いは終息してしまいました。不思議な事に80年代の音楽のブームの中でもなかなか取り上げられる事のなかった彼の作品ですけど、これを機会に聞いてみてはいかがでしょうか?まずは『グレイテストヒッツ』から入るのがお薦めです。

●ヘイ!ヤア!
(Hay Ya!/ヘイ・ヤ!)

Hay Ya!」はアトランタ出身の2人組のヒップ・ホップ・ユニット、アウトキャストが2004年前半に放った大ブレイクシングルです。2003年12月13日から1位に輝いた同曲は翌年の2月7日までの9週間、1位の座を守り続けました。コレだけでも十分凄いんですけど、さらに驚く事には12月20日から2月7日までの8週間の間2位だったのも彼らの曲である「The Way You Move」!(The Way You Moveは2月14日にようやくHay Ya!を抜いて1位になりました。)なんと、彼らは8週もの間1位と2位を独占し続けたんです。ちなみにアウトキャストの前に1位と2位を独占したアーティストは後でも登場するネリーの「Hot In Herre」と「Dilemma」の4週間(2002年8月10日〜8月31日)。この時も凄いと思ったんですけどまさか、こんな歴史的瞬間に2度も立ち会えるなんて本当に感激です♪(実はこの後、アッシャーも2004年7月3日に「Burn」と「Confessions Part II」で1位2位の独占をやってのけました。)さて、アウトキャストについて少し。メンバーはAndre 3000(アンドレ・ベンジャミン)とBig Boi(アントワン・パットン)の2人。よく、幅広い音楽を取り入れて・・・なんて話を耳にしますがアウトキャストの2人の前でそんな事を易々言えるアーティストはきっと少ないと思います。ヒップ・ホップそのものが他のジャンルを吸収しやすい音楽スタイルと言えばそれまでですけど、逆にそれ故にワンパターンのサウンドに陥って消えていったアーティストも数多く存在します。アウトキャストはそういったアーティストとは正反対。成功するごとに成長を続けるグループです。お薦めはなんと言っても「Hay Ya!」が収録されている2003年に出た2枚組『Speakerboxxx/The Love Below 』2枚組と言っても特に意味は無く2枚のソロ・アルバムのパッケージだと思ったほうがいいです。特にアンドレの『The Love Below』がお気に入りです♪

●ゴースト・ライダー・イン・ザ・スカイ
(Ghostriders In The Sky/邦題:ライダース・イン・ザ・スカイ)

C&Wのスタンダード曲です。主にインストの方を良く耳にすると思いますけど僕は「サンズ・オブ・ザ・パイオニアス」のバージョンが一番好きです。ちなみに邦題は「ライダース・イン・ザ・スカイ」。(ちなみにサンズ・オブ・ザ・パイオニアスは1976年にはカントリーの殿堂を果たしています。)このサンズ・オブ・ザ・パイオニアスの「ライダース・イン・ザ・スカイ」は現在、カントリー全集などで聞くことが出来ると思うんですけど、この1曲の為に買うかどうかは皆さんにお任せします(笑)(僕は好きですけど、カントリー。あ・・・そう言えばそのアルバムに「ジョリーン」も収録されてます♪)ちなみに今流行っているカントリーはモダン・カントリーといわれるジャンルで「サンズ・オブ・ザ・パイオニアス」のモノとは違うので「是非買ってやろうじゃないの!」と思った人は注意してくださいね(笑)さて、「ライダース・イン・ザ・スカイ」ですけど、1979年にジョニー・キャッシュによってもヒットしてますので、ここではどちらかというと親しみやすいジョニー・キャッシュの解説のほうをしたいと思います♪実はこのジョニー・キャッシュも先ほどのボブ・シーガー同様、ティム・ハーディンの曲をカバー・ヒットさせています。マウンテン・ティムの馬の名前だから、ゴースト・ライダー・イン・ザ・スカイティム・ハーディンつながりのほうが面白いですよねっ?と思いまして(笑)ジョニー・キャッシュ(1932年2月26日 アーカンサス州生まれ)はアメリカ・カントリー界のカリスマ的存在で、本国ではカントリーの枠を超えて多くのアーティストにリスペクトされています。1940年代後半から活動を始め、カントリの分野では100曲以上のヒットを飛ばしています。カントリーになじみの無いファンにとっては耳なじみが無いかも知れない名前ですけど、実はポップ・フィールドでも実に40曲以上のヒット曲を持っているんです。ただ、上位にランクされる事は余りありませんでした。しかし1969年にその事態を塗り替えるヒットが生まれます。サンエンティン刑務所でのライヴ盤からカットされた「A Boy Named Sue(邦題:スーという名前の少年)」が彼のデビュー以来初めてのトップ10ヒットになったんです。(1969年8月23日〜9月6日の3週間、2位を記録)ちなみにグー・グー・ドールズのヒット・アルバム「A Boy Named Goo(邦題:グーという名の少年)」の事を思い出した人も少なくないと思います(笑)ジョニー・キャッシュは残念ながら2003年の12月9日に71歳の生涯を閉じてしまいます。その後出された「エッセンシャル・ジョニー・キャッシュ」のライナーを読むと彼がいかに多くのアーティストから尊敬を集めていたかが分かります。ライナーに参加しているのはウィリー・ネルソンはもとより、若いカントリー・シンガーであるトリーシャ・イヤーウッドシェルビー・リン、カントリー以外ではポール・マッカートニーU2ボブ・ディランなどなど・・・。興味のある人は手にしてみるのもいいかも知れません♪でも、こうしてみると、荒木氏はSBRを書くに当たって古い南部、西部の音楽を聴きながら気分を盛り上げている事がよく分かりますよね(笑)

●スロー・ダンサー
(Slow Dancer/スロー・ダンサー)

スロー・ダンサーは1974年にボズ・スキャッグス(1944年6月8日 オハイオ州生まれ)が元モータウンのプロデューサー、ジョニー・ブリストンを迎えて製作したアルバムのタイトルで自身初のTop100アルバムになりました。ボズ・スキャッグスについてはジョニィ(ジョーキッド)・ジョースターの項を参照して下さいねっ。

●ホット・パンツ
(Hot Pants/ホット・パンツ)

JBことジェームス・ブラウンの1971年のシングルのタイトルです。JBはソウル界のゴット・ファーザーともいえる存在です。僕はベースを弾くんですけど、ベーシストでJBを聴いた事の無い人はほとんど居ないと言ってもいいほどベースという楽器の発展にも大きく影響を及ぼした人です。と、言ってもJBがベースを弾くわけではなく、彼の音楽スタイルの中でベースが非常に大きな比重を占めていたんです。少なくとも僕はそう思っています。僕の中の3大ベーシストのうちの一人、ブーツィー・コリンズも彼のバックバンドを勤めていました。ジャンルで言えばファンク。俗に言う「ファンキー」と言われる軽い表現ではなく「ファンク」!ヘヴィー・メタルにおけるギターやジャズにおけるピアノくらいにベースが楽しいジャンルで出来れば一生プレイしていたいんですけど、いかんせん他のパートの人にファンク・ミュージックのファンが居ないのでほとんどバンドではやったことがないんです・・・。さて、僕のベースの話はさておき、JBの事を少しばかり。ジェームス・ブラウン(1928年5月3日 ジョージア州メイコン生まれ)はアメリカン・インディアンの血を引く黒人の父とアジア系の母親の間に生まれました。子供の頃はゴスペルを歌って過ごし、1954年に結成したフェイマス・フレイムスで作ったデモ・レコードが注目を浴びそこからJB神話がスタートします。なんと、今までにヒットした曲は100を超え、(ビルボードトップ100内にランクインした曲だけでも97曲!)様々な曲でサンプリング・ソースとして現在でも多くのアーティストに取り上げられています。が、しかし、しかしです。こんなに凄いJBなんですけど今まで1曲もNo.1ヒットを飛ばしていないんです!どうです?やることが中途半端じゃないですよね?あれだけのリスペクトを受けていたら逆に相当難しい芸当です(笑)でも、そこが良いんです。軽々しく1位になってチャらチャラしちゃいけないんです。お薦めは今回もベスト盤で申し訳ないんですけど(なんせ、多すぎるんです・・・)『James Brown The Best Collection』。アイ・ガット・ユーが収録されていないのが寂しいですけど、まずはヒット曲でJBの世界を幅広く体感して下さい。で、次に?と訊かれたら1963年発表の名作『ライヴ・アット・ジ・アポロ』。余力があったらブーツィーの参加したパーラメントもいいですよっ♪コチラは『スターシップ・コネクション』を推薦します。

●ゲッツ・アップ
(Sex Machine/セックス・マシーン)

ホット・パンツさんの馬が「ゲッツ・アップ」・・・。もうJBの代表曲「セックス・マシーン」以外何を想像しろと(笑)ゲッツ・アップ(gets up)を歌詞やタイトルに含む歌?バカを言っちゃいけません。そこまで深読みすると急に冷めてしまうので、ここは素直に「セックス・マシーン」を聴く事にしましょう♪そうですっ。「ゲロッパ」でおなじみのあの曲です♪(あっ・・・ゲロッパもGet up !という歌詞の事だ・・・。)この曲、ブーツィーのベースが良いんだよな〜ホントに。って、また長々書きそうなのでJBについては前項を参照してくださいね(笑)

●ヨーロッパ・エクスプレス
(Trans Europe Express/邦題:ヨーロッパ特急)

クラフト・ワークの1977年のアルバム・タイトルです。クラフト・ワークはドイツ出身のテクノ・グループ。実験的音楽要素と、シンセサイザー、リズム・ボックスの多用、アルバム・ジャケットからヴィデオにいたるまでの徹底したその姿勢で一世を風靡した存在です。その強烈な時代錯誤なイメージから繰り出される無機質な音はのちにYMOを生み出すこととなります。テクノはもちろん、ハウス・ミュージックの誕生にも影響を与えているんですよね。正直、あまり得意な方じゃないですけど・・・。ただ興味深いのは、あの無味乾燥な面白くも怖い世界観がアメリカの黒人にとってはもの凄くファンキーに響いたという事です。確かに、言われてみればファンキーなんですけど(笑)実はクラフト・ワークについてはジョジョの5部で1回解説を書いています。そのときは「アルバム『Autobahn』でお腹いっぱいになっちゃいました。」と書きました。でも、その後『The Man Machine邦題:人間解体』を聴いたんです(笑)ジャケットも含めて意外に良かったです。時の流れってそういうもですよね(なんのこっちゃ?!)でも、ハマるというほどはヒットしなかったかな・・・。クラフト・ワークのファンの方は怒らないでくださいね・・・。

●デキシーチキン
(Dixie Chicks/ディクシー・チックス)

デキシー・チキンはリトルフィートの73年発表の3枚目のアルバム・タイトルで僕自身も大のお気に入りの1枚です。これも、前項のクラフト・ワーク同様、5部のリトルフィートのところで解説済みなのでせっかくだから違うアーティストを・・・と、いう事で今回は僕の好きなディクシー・チックスなどを紹介してみようかなと思います。ちなみにこちらもカントリーのグループです。お気付きの方も居る通り、このグループ名はリトルフィートの『Dixie Chicken』から来ています。このアルバムに共感した彼女らは自らのグループ名をDixie Chicks(ディクシーの娘達)と名乗るようになりました。メンバーはナタリー(ギター)、マーティー(フィドル)、エミリー(バンジョー)の3人。若い女の子3人だからと言って侮ってはいけません!このディクシー・チックス、数ある女性グループの中で最高の売り上げを記録しているグループなんです。僕の覚えている限りですけど(笑)1998年のデビュー盤「Wide Open Spaces」と翌年に出た2nd「Fly」あわせて2000万枚を軽く超えているんですから!もちろん歌も演奏ももの凄く上手いですし、数々の賞も受賞しています。でも、日本では売れないんですよね・・・どうしてなんでしょう?伝統的なカントリーの雰囲気も残しつつ新しいポップなテイストも加わっているのでフェイス・ヒルが聴ける人なら問題なく聴く事が出来ると思います♪フェイス・ヒルは売れてるのに本当に不思議です。お気に入りは間違いなく彼女らの最高傑作である「HOME」なんですけど、カントリーが初めての人にはやっぱり1st「Wide Open Spaces」がお薦めです。カントリー・チャートのベスト10に118週も居座り続けた怪物アルバムで、モダン・トラディショナル・カントリーの代表作といえるアルバムです。

●ランブリンマン
(Ramblin Man/ランブリン・マン)

オールマン・ブラザーズ・バンドの1973年のヒット曲のタイトルです。(ランブリン・マンは同年10月13日に最高位2位を記録)オールマン・ブラザーズ・バンドはデュアン(g)とグレッグ(vo,key)のオールマン兄弟を中心に1968年ジョージア州で結成されたサザンロックを代表するするアーティストです。他のメンバーはディッキー・ベッツ(g)、ベリー・オークリー(b)、ジェイ・ジョニー・ジョンソン(dr)、ブッチ・トラックス(dr)の計6人。ツイン・ギター、ツイン・ドラムによる圧倒的な演奏力で音楽ファンの注目を集めました。彼らの成功は同時に南部の様々な音楽に道を切り開く結果となりました。ブルース・フィーリングの前期とカントリー・テイストの後期があるんですけど個人的にはカントリーテイストの方が好きです♪71年にはバンドの中心メンバーである、デュアン・オールマンの早すぎる死に続き、翌72年にはベリー・オークリーも交通事故で失ってしまいましたが、何度かの再編の後、現在も活動中です。お薦めはなんと言っても名盤と誉れの高い『The Fillmore Concerts』ですけど、個人的にはランブリン・マンが収録されている73年5枚目のアルバム『Brothers and Sisters』の爽快感の方が好きです。 こんな事書くと「こいつは何も分かってない!」と言われそうで怖いんですけど(笑)ちなみにオールマン・ブラザーズ・バンドは1995年にロックの殿堂入りを果たしています。

●ベンジャミン・ブーンブーン、アンドレブーン・ブーン
(Outkast/アウト・キャスト)

アウト・キャストのメンバーの名前を合体させたネーミング。アウト・キャストはドレことアンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンビッグ・ボイことアントワン・パットンの2人組のヒップ・ホップ・ユニットです。ちなみにビッグ・ボイのスタジオ・ネームはブーン・ブーン・ルーム。で2つをあわせてベンジャミン・ブーンブーンアンドレー・ブーンブーン(笑)アウト・キャストに関してはヘイ!ヤア!の項を参照してください。

●クロスタウン・トラフィック
(Crosstown Traffic/クロスタウン・トラフィック)

ジミ・ヘンドリックスの1968年発表の3枚目のアルバム「エレクトリック・レディランド」に収録されている曲名でアルバムを代表する独創的な傑作です。ジミ・ヘンドリックス(本名『Johnny Allenn Hendrix』)は1942年11月27日シアトル生まれ。1960年代にすでに究極のロック・ギターのスタイルを完成させ、今を持ってなおそのフォロワーが後を絶たないという伝説のギタリストです。そしてもし彼がいなければ名器『フェンダー・ストラトキャスター』も今ほどの評価を得ていたかどうか、それどころか、今頃は生産中止に追い込まれていたかも知れません。ロックをより高い次元に引き上げた偉大なる革命児です。

●フォクシー・レディ
(Foxy Lady/フォクシー・レディ)

こちらもジミ・ヘンドリックスの曲名。不朽の名盤「Are You Experienced?」に収録されてる曲です。そういえばジミヘンのところではお勧め盤を書いていませんでしたよね?それは、ずばり今回の1967年に出た1stアルバム「Are You Experienced?」です。当たり前すぎて書くのも忘れていました(笑)今出ているのはオリジナルに数曲加えたもので、それにはフォクシー・レディあり、パープル・ヘイズあり、ストーン・フリーあり・・・。音楽ファンだけでなくジョジョファンも興味が出てきますよね(笑)ただ、ジミヘンに関しては膨大なアルバムが出ているわりに僕が聴いた事のあるものはほんの1部なんです・・・。(実は1st〜3rdの3枚とベスト盤1枚。)だから、偉大なアーティストなのにあまり知った風な事を書けないんです(笑)その他は前項のクロスタウントラフィックを参照してください。

●リトル・ウイング
(Little Wing/リトル・ウイング)

そしてまたまたこちらもジミ・ヘンドリックスの曲名。1967年発表に発表されたジミ・ヘンドリックス2ndアルバム「Axis:Bold as Love」に収録されてる曲で、こちらもジミヘンの代表作です。鉄琴の音が可愛らしく響くバラード・ナンバーです。このアルバムは聴くたびに新しい発見があります。それにしてもジミヘンが連続するなぁ・・・。でも3曲とも所有盤に収録されている曲なので実はホッとしているんですけど(笑)

●ゼニヤッタ・モンダッタ
(Zenyatta Mondatta/ゼニヤッタ・モンダッタ)

ポリスの1980年発表の3枚目のアルバムです。「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」や「高校教師」収録の人気の高い1枚です。ポリスはスティング(b)、スチュワート・コープランド(d)、アンディー・サマーズ(g)の3人からなる78年デビューのロック・トリオ。高度な音楽性とテクニックを駆使したレゲエをベースとした新しいロックの境地を切り開いた存在で、(当時はホワイト・レゲエ等と呼ばれてましたっけ。)後続のアーティストに大きな影響を与えました。また、81年1月17日に10位まで上がった「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」を日本語で歌ってみたりと、お茶目な面も持っています。(日本盤のベストに収録されてます。当時結構流行ったんです実は。)ポリス時代のどちらかというとチープな音作りはスティングから入ったファンにはきっと新鮮に映るのではないでしょうか。(しかし、この人のあまりに急激な成長ぶりには言葉を失ってしまいます。)お薦めは彼らの代表曲でもある『Every Breath You Take 邦題:見つめていたい』(83年7月9日〜8月27日まで8週連続1位を記録!)他名曲満載の83年のラスト・アルバム『Synchronicity』です。(なんか、カッコが多くて読みにくくてスイマセン・・・。)

●ロクサーヌ
(Roxanne/ロクサーヌ)

コチラもポリスの1979年のヒット曲のタイトル「Roxanne」から。ポリスというとどうしてもこの曲抜きでは語れません。子供の頃は「奥さ〜ん」と歌ってました(爆)ポリスについては前項を参照してください。

●キャラバン・サライ
(Caravanserai/キャラバンサライ)

1972年発表のサンタナの5枚目のアルバムタイトルです。サンタナは1966年サンフランシスコでカルロス・サンタナを中心に結成されたラテン・ロック・バンド。代表曲としては’71年1月9日から2週連続4位を記録した『Black Masic Woman』があります。オリジナルはFleetwood Macの作品です。(『English Rose』収録)。サンタナのほうは70年発表の『Abraxas(邦題:天の守護神)』に納められています。コンセプト物としては最初に紹介した『Cravanserai(キャラバン・サライ)』が良いのではないでしょうか。宇宙をテーマにしたコンセプト・アルバムで壮大な雰囲気のギターに注目の1枚で、初期のサンタナの隠れた名盤です。僕個人としては’00年発表の『Super Natural』がお薦め。ちなみにRob ThomasMatchbox20のヴォーカル、個人的にすごくお薦めです!)が参加している『スムース』と言う曲は日本では野口五郎さんにより『愛がメラメラ』というタイトルで紹介されました。(苦笑)

●ムーン・フラワー
(Moon Flower/ムーン・フラワー)

コチラも1977年発表のサンタナの12枚目のアルバムタイトルです。実はこのアルバムは持っていません・・・。と、言うわけでサンタナに関しては前項を参照してください。

●バーバ・ヤーガ
(The Hut Of Baba Yaga/邦題:バーバヤーガの小屋)
(The Curse Of Baba Yaga/邦題:バーバ・ヤーガの呪い)

エマーソン、レイク&パーマー(Emarson,Lake And Palmer 以下ELP)の1972年発表の傑作アルバム『Pictures at an Exhibition(邦題:展覧会の絵)』に収録されている曲のタイトルです。元ナイスのキース・エマーソン(k)、元キング・クリムゾンのグレッグ・レイク(v,b,g)、元アトミック・ルースターのカール・パーマー(d)の3人からなる70年に結成のパワー・トリオの彼らは、ギター主体ではない新しいバンド形態を提示した貴重な存在です。(事実、僕もキーボード担当の時には、彼らに憧れたものです。)さて、『Pictures at an Exhibition(邦題:展覧会の絵)』ですがELPを知るのには丁度いいアルバムでロックとクラッシックの一番ポピュラーな融合を楽しめる1枚になっています。それで気に入ったら最高傑作『Brain Salad Surgery(邦題:恐怖の頭脳改革)』辺りに進むのが良いのかも。今はあまり耳にする事のないサウンドなので好き嫌いは思い切り別れると思いますけど(笑)ちなみに、自らエマーソン、レイク&パウエルというバッタもののユニットを立ち上げたりと、77年以降はさんざんな活動内容でロック・ファンの間でもしばしば笑い種になる可哀想な人達です。

●ナットロッカー
(Nutrocker/ナットロッカー)

前項のバーバ・ヤーガと同じく『Pictures at an Exhibition(邦題:展覧会の絵)』に収められている曲名です。前項を参照してください。

●ネリビル
(Nellyville/ネリーヴィル)

アメリカで最も人気のあるラッパー、ネリーの2002年6月発表の2枚目のアルバム・タイトルです。このネリーヴィルは全世界で1000万枚を越える大ヒットを記録しました。そしてザ・ネプチューンズが手掛けた「ホット・イン・ヒア」とケリー・ローランドとデュエットした「ジレンマ」が8月10日〜31日までの間ビルボードの1位と2位を独占し続けるという快挙をやってのけました。(ジレンマはその歳の最大のヒット曲になりました)ネリー(本名:コーネル・ハインズ)はそれまでのラップには無い新しいスタイルを導入しました。それは「歌うようなラップ」。今でこそ珍しくもなんとも無くなりましたけど、最初に「カントリー・グラマー」を聞いたときには「???」の連続でした。一体この間の抜けた音楽をなんて呼べば良いんだろうって(笑)でも、妙に心を惹きつけたんですよね。結局今は一番好きなラッパーです♪実は本国でもあるアメリカでもあまりに訛りが強くて「何を言っているのか分からない」との事。これはこれで意外な驚きがありました。お気に入りのアルバムは2004年に出たスウエット/スーツの2枚組(日本限定販売)です。ストリート寄りのトラックを集めたスウェットではクリスティーナ・アギレラとのティルト・ヤ・ヘッド・バックが、スーツではティム・マクグロウとのオーヴァー・アンド・オーヴァーが特にお気に入りです♪

●カントリーグラマー
(Country Grammar/カントリー・グラマー)

1999年にリリースされたネリーのデビュー・シングルのタイトルです。ネリーについては前項を参照してください。

●#1
(#1/#1)

2002年1月19日〜26日までの2週間最高位24位を記録したネリーのシングルです。ギターのフレーズが印象的な1曲♪ネリーについてはネリビルの項を参照して下さい。

●ガウチョ
(Gaucho/ガウチョ)

スティーリー・ダンの1980年発表の7枚目のアルバム・タイトルです。このアルバムを最後にスティーリー・ダンは長い活動休止状態に入ってしまいます。僕の中では長い事このガウチョは彼らのラスト・アルバムという捉え方でした(笑)スティーリー・ダンに関しては次項で。

●ペグ
(Peg/ペグ)

Donald Fagen(ドナルド・フェイゲン)、Walter Becker(ウォルター・ベッカー)の2人になったスティーリー・ダンの2枚目のアルバム『aja邦題:彩(エイジャ)』に収められているナンバーです。(『aja』は通算では6枚目のアルバムです。)他のアルバムもそうですが、この『aja』は特に、ノスタルジックな部分とモダンな部分のバランスが絶妙な1枚です。どの曲もどんな風にでも展開出来そうな可能性を匂わせるアレンジが施してある所がこの『aja』の凄いところです。タイトル曲では僕の大好きなウェイン・ショーターのソロも聴けるし、なによりスティーブ・ガットのドラムのカッコよいこと!!!ジャズ、ロック、カントリー、R&Bなど次々に変わるサウンドをお楽しみ下さい。

●ミセスロビンソン
(Mrs.Robinson/ミセス・ロビンソン)

ミセス・ロビンソン」はポール・サイモンとアート・ガーファンクルによる世界一有名なフォーク・デュオ、サイモン&ガーファンクルのヒット曲のタイトルです。(同曲は1968年の6月1日3週間全米1位を記録しました。)サイモン&ガーファンクル(以下S&G)が頭角を現した1960年代後半はいわばロックの全盛期で、その嵐の中をボーカル・ハーモニーを基調としたスタイルで人気を集めました。もちろん、親しみやすいメロディーや様々なサウンド・スタイルなど注目すべき点はあると思うんですけど、S&Gと言えば、やはりあの息の合ったコーラスに尽きると思います。レコードに針を落とすと「いくよ、サイモン♪」「分かった、ガーファンクル♪」とお互いが目で語り合ってる姿が浮かんできます(笑)お薦めというと1970年の大ヒットアルバム『Bridge Over Trobled Park 邦題:明日に架ける橋』になるんですけど、ほとんど彼らの曲を聴いたことの無い人ならベスト盤から入るのが良いと思います。本当に様々なベスト盤が出ていますけど、なるべく曲の多く入ったCDを選ぶ事をお薦めします

●エル・コンドル・パサ
(EL CONDOR PASA/邦題:コンドルは飛んでゆく)

サイモン&ガーファンクルの1970年発表の6枚目のアルバム『Bridge Over Trobled Park 邦題:明日に架ける橋』に収録されている曲のタイトルです。サイモン&ガーファンクルについては前項を参照して下さい。

●ホノオ
(Shine On You Crazy Diamond/邦題:炎〜あなたがここにいてほしい)

』はピンク・フロイドの75年発表の9枚目のアルバム・タイトルです。(正確には『Wish You Were here  邦題:炎〜あなたがここにいてほしい』)ピンク・フロイドは67年にシド・バレット(v,g)、ロジャー・ウォーターズ(b)、リック・ライト(k)、ニック・メイソン(d)の4人でデビューしたロック・バンドです。(結成は65年)ペインテッド・サウンドと言われる実験的要素の強いサウンドとシド・バレットの狂的な詩の世界がアングラ的要素をかき立てていましたが、68年にシド・バレットと入れ替わりで入ってきたデイヴ・ギルモア(g)の加入でサウンドに比重を置いたスタイルに変遷して行きます。87年にバンドを引っ張ってきたロジャー・ウォーターズが抜けた今はデイヴ・ギルモア主導のバンドとして活動を続けています。ところが実際はデイヴ・ギルモアロジャー・ウォーターズという2つのピンク・フロイドの誕生と言えるような複雑な状態を生み出してしまったとも言えます。どちらも往年のピンク・フロイドのナンバーを売りにしていることはもちろん、ライヴ盤においては『俺の方が本物だ』と言わんばかりの目を覆いたくなるような争いが繰り広げられています。まず、デイヴ・ギルモア主導のピンク・フロイドは88年に『Delicate Sound Of Thunder』という往年のピンク・フロイドナンバーを目玉にしたアルバムを出せばウォーターズは90年に名作『The Wall』を売りにした『The Wall:Live In Berlin』で対抗、それを受けてギルモアは『Is There Anybody Out There?The Wall Live』を発表・・・。しかし、彼らの残した音楽的な遺産はあまりにも素晴らしく、そういったエピソードがあったとしても決して色あせることはありません。むしろ現在のロックを語る上で決して避けては通れない現実をつきつけられている様な気がします。

●ビリー・ホワイト
(Barry White/バリー・ホワイト)

バリー・ホワイト(1944年9月12日テキサス州ガルベストン生まれ)と言うと何故か僕はつのだ★ひろを思い出しちゃうんです。あ・・・まだ聴いた事の無い人に偏見を与えるような事をまた書いてしまいました(笑)でも誤解の無いよう断っておきますけど僕は結構好きななんです。もちろん、つのだ★ひろじゃないですよ、バリー・ホワイトの方です(笑)彼には主に3種類のアルバムを出しています。1つは本人のソロ名義。もう1つがラヴ・アンリミテッドという女性R&Bグループのプロデューサーとして。そして最後がインストもののラヴ・アンリミテッド・オーケストラ。(インストとは歌の無い音楽の事です。)ラヴ・アンリミテッド・オーケストラと言うと一般的に一番有名なのが「Love's Theme(邦題:愛のテーマ)」。この曲はインストでありながら1974年2月9日に見事全米1位を獲得しています。(ちなみにその年の年間チャートでは堂々5位!)この「愛のテーマ」、イントロだけ聴くといわいるイージーリスニング調の曲と思いきやどちらかというと「ソウル・トレイン」調のインスト!最初は妙ですけど聴くうちに誰もがはまってしまうソウル系インストの代表作です。僕はどちらかというとソロの方が好きで、ゴージャスなオーケストラをバックに太く低いヴォーカルが絡む「I'm Gonna Love You Just A Little More Baby(邦題:つのりゆく愛)」なんて最高にお気に入りです。(なんだかいやらしい口調の語りもイカしてます♪)セクシーなバリトン・ヴォイスで多くのヒット曲を持つホワイトですけど、残念な事に2003年7月4日に肝臓疾患で亡くなりました。58歳の短い生涯でした。オリジナル盤はほとんど店頭に並んでいないのでここではベスト盤をお薦めします♪独特なゴージャス・ソウルを堪能してみてください。

●ラヴ・アンリミテッド
(Love Unlimited/ラヴ・アンリミテッド)

ラヴ・アンリミテッドバリー・ホワイトがプロデュースした女性R&Bグループの名前です。バリー・ホワイト&ラヴ・アンリミテッド・オーケストラについては前項で軽く触れています。

●イグレシアス
(Julio Iglesias/フリオ・イグレシアス)

世界一のセールスを記録してギネスにも登録されたいわずと知れたスーパースター。でもアルバムはおろか、何一つ音源は所有していません・・・。実はちょっと苦手(笑)ちなみに次男はバイラモスのヒットで知られるエンリケ・イグレシアス

●ナタリー
(Nathalie/邦題:黒い瞳のナタリー)

フリオ・イグレシアスが放った1982年の大ヒット曲のタイトルです。実はちょっと苦手(笑)

●M・ベッカー D・ヘイゲン
(Steely Dan/スティリー・ダン)

’72年にロスアンゼルスで結成されたユニット、スティーリー・ダンのメンバー名のウォルター・ベッカー(Walter Becker)、ドナルド・フェイゲン(Donald Fagen)から。スティーリー・ダンに関してはペグの項を参照してください。

●P・ルカサー
(Steve Lukather/スティーヴ・ルカサー)

スティーヴ・ルカサー(1957年10月21日ロスアンゼルス生まれ)はロックとフュージョンを本格的に融合させた革命的ギタリストです。僕が最初に憧れたギタリストでもあります♪テクニシャンでありながら決して悪趣味に早弾きに走らず、曲のイメージを大切にしたメロディアスなソロを弾く所が尊敬に値します。事実、数え切れないほどのアーティストが彼をソリストとしてアルバムに迎えています。自身のソロも出していますけどやっぱりルカサーと言えばTOTO。どのアルバムのどのプレイも全て必聴ですけど、最初は1982年に発表された4枚目のアルバム「IV〜聖なる剣」から入るのをお薦めします。グラミー6部門に名前を連ねたモンスター・アルバムです。

●オエコモバ
(OYE COMO VA/邦題:僕のリズムを聞いとくれ)

オエコモバは1970年発表のサンタナの2枚目のアルバム『Abraxas(邦題:天の守護神)』に収録されている曲のタイトルです。「オエ・コモ・バ」と切って読むのがより正確なのでしょう(笑)邦題は「僕のリズムを聞いとくれ」で1971年に最高位13位を記録するヒットとなりました。サンタナについてはキャラバンサライの項を参照してください。

●ポーク・パイ・ハット
(Goodbye Pork Pie Hat/グッドバイ・ポーク・パイ・ハット)

ジャズ・ベースの巨人チャールズ・ミンガスの代表曲です。以前このコーナーで紹介したジェフ・ベックの「Wired」にも収録されています♪(第2部参照)チャールズ・ミンガスはアドリブと作曲を融合させた強烈なスタイルで多くの人を惹きつけたアーティストで、ベースを演奏するものなら必ず聴いておかなければならないアーティストの1人です。お薦めのアルバムは『Pithecanthropus Erectus 邦題:直立猿人』。タイトル曲は4つのパートに別れていて猿人が進化して滅亡するまでを表した作品です。もちろんベース弾き以外の人にも是非聞いてほしいと思います♪入門編とまでは行かないですけど(笑)ちなみに「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」に関してはちょっと変り種ですけどジョニ・ミッチェルの『ミンガス』に収録されているバージョンが個人的には大好きです。このアルバムはベースにジャコ・パストリアス、サックスにウェイン・ショーター、ピアノがハービー・ハンコックという豪華なアルバムで、タイトル通り、亡きチャールズ・ミンガスに捧げられた1枚です。特に聴き所はヴォーカルとベースの絡み合い!僕は常々、ベースは歌のサポートであるべきだと思っているんです。それはメロディーを一番生かす楽器であるべきだという意味で。このアルバムは僕の持っている全アルバムの中でそれを最も感じることの出来る1枚なんです。お気に入りは9曲目の「The Dry Cleaner Des Moins 邦題:デ・イモンのおしゃれ賭博師」ともちろん「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」!!

●フットルース山
(Footloose/フットルース)

1984年に公開されたケヴィン・ベーコン主演のアメリカの映画のタイトルです。映画というよりもプロモーション・ビデオの長編という感じがしないでもないですけど(笑)実際、使われた音楽のほとんどの詩を脚本家が書いて、曲は全て実際の映画の画面に合わせて作られているのでそうなってしまうんでしょうけど^^最近のサントラと違って昔のサントラって映画のセリフや名場面の音(サウンド・トラック)だけを取り出したものだったんです。今はやりのサントラは全く逆で、映画の中に使われていない曲ばかりがオムニバス形式に収められています。この「フォットルース・サントラ」はそういう意味ではかなりユニークな存在だといえます。お気に入りの曲はケニー・ロギンスの「アイム・フリー」とデニース・ウイリアムスの「レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ」です♪ちなみにFootlooseとは自由気ままという意味です。ちなみにテレビでやった映画の吹き替えでは近藤真彦ケヴィン・ベーコンの声をやった事でも話題になりました^^

●スケアリー・モンスターズ
(Scary Monsters/スケアリー・モンスターズ)

デヴィッド・ボウイの1980年に発表した16枚目のアルバム・タイトルです。デヴィッド・ボウイについてはジョジョの第3部で紹介したんですけど、あまりにライトに書きすぎたのでここでもう1度(笑)デヴィッド・ボウイ(1947年1月8日にロンドン生まれ)はアートスクール時代からバンド活動を始めて1964年にデビューをしました。(ビートルズとそう変わらないんですよね^^)その後、マニッシュ・ボーイズ等のモッズ・バンドで活動を行うものの不発、しかも1966年には本名のデヴィッド・ジョーンズが、後からデビューしたモンキーズのヴォーカルと同じだったためデヴィッド・ボウイという名前に改名するハメになりました。しかし、世の中どこでどうなるか分かりません。実はこの改名をきっかけとして(?)五木ひろしの様にその後、快進撃を演じてゆくのです。(五木ひろしの例えはともかくとして・・・)まずシングル「Space Oddity」で、初の大ヒットを飾り、名作『The Rise & Full Of Ziggj Stardust』では一躍グラムロックの顔として注目を浴びるようになります。そして、ロックの中にSFやファンタジーなどのサブ・カルチャー的な要素を織り交ぜるセンスはいつしか彼の個性として認知され、グラム・ロックのブームが去った後も1人のアーティストとして評価され支持される結果となりました。その後もソウルやテクノなど様々な変容を繰り返しながら活動を続けています。お薦めはまずグラム・ロック時代の『The Rise & Full Of Ziggj Stardust』、ベルリン3部作より『Low』、定番『Let’s Dance』という感じになります♪

●GO!ジョニィGO!
(Johnny B.Goode/ジョニー・B・グッド)

チャック・ベリーの1958年のヒット曲「ジョニー・B・グッド」中の歌詞より。チャック・ベリーは1931年にミズーリ州で生まれたロックのパイオニア的アーティストです。彼の前には自作自演のロック歌手はいませんでしたし、ロックンロール・スタイルのギターの基礎も確立したという意味でも偉大な人です。僕も中学校の事はこの「ジョニー・B・グッド」を何度も練習した記憶がありますし、バンド用の曲のギター・ソロを考える時は必ずチャック・ベリー・スタイルのフレーズになってしまうんです・・・。もうそれは影響というよりDNAに組み込まれてしまったと言っても過言ではないんです絶対に多くのロックン・ロール愛好者にはチャック・ベリーのギター・フレーズのDNAが組み込まれているハズなんです(笑)ちなみに「ジョニー・B・グッド」は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公のマーティーがパーティーで熱演していた時に演奏していた曲です。

●ファニー・ヴァレンタイン
(My Funny Valentine/マイ・ファニー・ヴァレンタイン)

多くのアーティストが取り上げるスタンダード・ジャズの名曲の1つです。その中でもマイルス・デイビスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は名演中の名演。マイルスの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を聴いたなら他の人の演奏なんて全く聴く必要はありません(笑)いや、本当に。それほど胸に迫ってきます。涙が出てきます。これを聴いて何も感じないようならジャズはきっと無理です。他の音楽もたくさんあるので無理にジャズを聴く必要はありまん。・・・と珍しくと強気な発言をしてしまうほどマイルスが好きなんです(笑)さて、では具体的にどのアルバムの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」が・・・というと、ズバリ『My Funny Valentine(マイ・ファニー・ヴァレンタイン)』というライヴ盤があるんです。このアルバムの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」はこの世にこんな悲しい演奏があるかというくらい悲しい演奏なんです。実はアルバム全体が恐ろしく悲しいんですけど(笑)音だけでこれほど孤独を表現できる人が他にいるでしょうか。同じ日のライヴを2枚のアルバムにしたライヴ盤のもう片方が『Four & More(フォア&モア)』。こちらは気合と体力の1枚。2枚合わせれば丁度中和されるという事になります。この2枚は持っていて損はないし、音楽をやる人なら何かと話題に出てくる2枚なのでお薦めです。次にお薦めなのは1956年録音の「Cookin'」。こちらの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は原曲に最も近い演奏で聴きやすくなっています。そして何より僕が初めて聴いたマイルスの音が「Cookin'」の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」でした。そういう意味でも思い出深い1枚です。

●カニエ
(Kanye West/カニエ・ウエスト)

ラッパーとしてだけではなく世界を代表するトップ・プロデューサーとしても活躍しているのがカニエ・ウエスト(1977年7月シカゴ生まれ)です。ジェイ・Zの「Izzo(H.O.V.A.)」や「’03ボニー&クライド」を手がけた事で注目を浴びました。満を持して発表したデビュー・アルバムは発売1週で44万枚もの驚異的なセールスを記録、その年のグラミーでは最多となる10のノミネートを得ました。お薦めは何と言っても1st『カレッジ・ドロップアウト』。特にスルー・ザ・ワイヤースロー・ジャムスがお気に入りです♪

●タルカス
(Tarkus/タルカス)

タルカスは、エマーソン、レイク&パーマー(Emarson,Lake And Palmer 以下ELP)の’71年発表の2ndアルバムです。ELPについてはバーバ・ヤーガの項をご覧下さい。

●ジョージー・ポージー
(Georgy Porgy/ジョージー・ポーギー)

TOTOの1978年発表のデビュー・アルバム「TOTO(邦題:宇宙の騎士)」に収められているナンバーです。TOTOについてはスティーヴ・ルカサーの項で触れているのでそちらを^^

●マック・ザ・ナイフ
(Mack The Knife/邦題:匕首マッキー)

1959年の第2回グラミー賞の年間最優秀レコードを獲得したボビー・ダーリン(1936年3月14日〜1973年10月20日)の大ヒット曲のタイトルです。実はこのMack The Knife、オリジナルは1928年に書かれた「三文オペラ」の為の主題歌で、ルイ・アームストロングやディック・ハイマンなど多数のアーティストが3年前に同名作品をヒットさせていたんです。そんな競合の中、しかも3年遅れでありながらビルボードでは1959年10月5日〜11月9日の6週間の1位の後、11月23日〜12月7日にもう1度、3週間1位に輝くという驚異的なヒットを記録。冒頭に書いたようにグラミーまで獲得する快挙まで成し遂げました。これはひとえに目の付け所。他のアーティストがほとんどインストだったのにたいして」ボビーはヴォーカル付き。しかもかれの持ち味であるロックン・ロールを捨てジャズ風のアレンジに仕立て上げたのがファンの目を引いたんです。生涯に実に41曲ものヒット曲を残しているボビーですけど、意外なことに全米1位はこの「Mack The Knife」が最初にして唯一の曲になりました。

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